青土

建築のはなし

2019年01月

気仙沼スローストリート「結」ユワエル

気仙沼市の内湾地区は、船員や漁師、市民が利用する飲食店街、商業地の中心として発展してきましたが、東日本大震災により甚大な被害を受けました。

復興の過程では、高台移転による内陸市街地への人口流出、幹線道路沿道への商業施設の移転による市街地の空洞化が課題とされました。

気仙沼市は、2006年に「気仙沼スローフード」都市宣言を行い、独自の食文化の魅力を発信してきました。

地元の特産品を活かしたスローフードのコンセプトを体感できる施設を整備して、にぎわいの再生を目指すことになりました。

建設資金は経済産業省の補助金によって賄われました。予算の規模から、徹底したローコストで計画することになりました。

地域経済の活性化にも寄与するため、木造在来工法・平屋建ての構造として、地場の工務店が建設に参加しやすい環境を整えました。

地元のテナントを誘致して、観光客と地元の人との交流が生まれる施設を目指しました。

分棟型の建築とすることで生まれた路地空間は、かつての繁華街を想起させます。

 

建築データ

気仙沼スローストリート「結」ユワエル

所在地 宮城県気仙沼市  竣工年月 2019年01月

構造規模 木造平屋建て 829.48㎡

A棟365.13㎡ B棟295.42㎡ C棟168.93㎡