青土

建築のはなし

2021年01月

宮坂建設工業新社屋

北海道の十勝地方に本社を構える建設会社の新社屋です。地元住民の方々にとって親しみやすく、愛着を感じてもらえる社屋になることを目指して、木造平屋建ての社屋を計画することになりました。外壁の板壁には、十勝産のトドマツ材を採用しています。地域経済に貢献する姿勢、地域と連帯する姿勢を表現しています。

断熱性能に優れた建物です。天井の断熱は厚400mm、壁の断熱は厚290mmを確保しています。木製サッシ、樹脂製サッシのガラスにはトリプルガラスを採用しています。

執務室の内装には地元産のシナ材、トドマツ材をふんだんに使用しています。やわらかな素材でつくられた空間は、長い時間を過ごしていても余計なストレスを感じません。

デスクの配置間隔にも余裕をもたせて、リラックスした雰囲気を演出しています。

コミュニケーションホールは社員同士が所属や世代の垣根を越えて、気楽に会話ができる雰囲気をつくります。朝礼やミーティング等のフォーマルなイベントから、ランチ休憩や社員の交流パーティまで、多様なシーンに対応します。

大型の木製引戸を開け放つことで、ホールと中庭を一体的な空間として運用することができます。

社屋の中心に位置する中庭は、社員専用のプライベートな屋外空間です。外部からの視線を気にすることなく、仕事の合間の休憩やミーティングスペースとして利用することができます。

防災センターは事業継続計画(BCP)の拠点施設です。防災用品の備蓄の他、インフラが途絶した状況を想定して、オイルタンク、受水槽、非常用発電設備を備えています。

物見塔は地域防災活動の象徴です。壁を彫りこんだデザインは、十勝の畑のパッチワーク模様をイメージしています。

 

建築データ

宮坂建設工業新社屋

所在地 北海道帯広市  竣工年月 2021年01月

構造規模 木造平屋建て 1496.59㎡

防災センター RC造2階建て 707.92㎡