青土

建築のはなし

2018年01月

音更大谷幼稚園

老朽化した大谷幼稚園を大谷短大の敷地内に移転改築することになりました。子供達に優しい木造で作り、内装にも豊富に木材を使用しました。床は、節はあるけれど、無垢の松材でできています。裸足で歩いても気持ちのいい床です。床下地をしっかり作っているので、クッション性があり、子供が転んでも怪我をしにくい。

建物の奥行きが深く断熱性能が良いので、冬暖かく夏は涼しい。しかし、南、北そして中央に大きなトップライトを配し、風通しが良く、しかも照明のいらない建物になっています。自然採光、自然換気の省エネルギー建築です。室内にいても1日の太陽の移ろいを感じることができ自然との一体感を感じることができます。

天井には吸音性能の優れたグラスウールボードで仕上げました。子供達がはしゃいだり、大きな声で騒いでも、それを吸収し落ち着きをもたらすことが出来ます。遊戯室やお話コーナーでは床を下げて空間的な変化をもたせました。これによって、一体感のある親密な空間が実現できました。

職員室からは室内をぐるっと見渡すことが出来、更にITVも合わせて、入口から園庭まで目を配れるように配慮しました。

建設コストは、過去1〜2年に建設された近隣町村の幼保育園が坪単価130万円程度かかっていたものを、70万円のロウコストで実現できました。

夏には園庭が緑の芝生に覆われ、子供達が遊びまわる姿を見ることができるでしょう。

建築データ

音更大谷幼稚園

所在地 音更町  竣工年月 2018年01月

構造規模 木造平屋建て 1315.08㎡