青土

建築のはなし

2019年01月

気仙沼アムウェイハウス「拓」ヒラケル

日本アムウェイ財団による「Remember HOPE 東北復興支援プロジェクト」の取り組みの一環として計画されました。

地域交流のためのシアター機能をもつコミュニティホールの他、震災で店舗を失った地元の鮮魚店や青果店、気仙沼初のクラフトビールのブリュワリーから構成されています。

建物の外壁は単一の素材でまとめるのではなく、素材や貼り方をパッチワーク状に混在させることで、自然発生的な街並みのような雰囲気を生むことを目指しました。

かつて在った風景、記憶との連続感を大切にしました。

地元で愛されている鮮魚店と青果店。近隣住民の生活に欠かせない存在となっています。

気仙沼初のクラフトビール醸造所。内湾地区の新しい魅力づくりに貢献しています。

映画上映機能を備えたコミュニティホール。気仙沼に縁のある著名人と地元の人との交流の場になっています。

建築データ

気仙沼アムウェイハウス「拓」ヒラケル

所在地 宮城県気仙沼市  竣工年月 2019年01月

構造規模 木造平屋建て 498.51㎡

設計協力 <構造>筬島建築構造設計事務所 <設備>環境設備計画(北村、高橋、星野)